diNovoシリーズ 概観 
2006.09.01.Fri / 00:00 

diNovoシリーズのラインナップを、ひと通り時系列に沿って概観してみます。通信方式で大別して、Bluetooth版と、FastRF27MHz版の2種類があることを念頭に置くと、解りやすいかもしれません。




■ diNovo Media Desktop(Bluetooth 1.1)


 入力機器のメジャーブランドLogitech。初代モデルdiNovo Media Desktopは、同社から2003年10月、米国向けに発売されました(*1)


 各デバイスはBluetooth 1.1通信方式のワイヤレスで、キーボードはパンタグラフ方式の薄型、テンキーは液晶表示機能付きの分離タイプ、マウスは8ボタンで光学式の同社MX900同等品、その充電用クレードルはBluetoothドングルを兼ねており、USBを介してPCと接続されます。


 価格はUS$249.95。所有するだけでBluetooth環境が調(ととの)うとはいえ、マウスとキーボードのセットで、この値段は破格です。



■ diNovo Media Desktop(Bluetooth 1.2)


 翌年2004年11月には、Bluetooth機器間の相互干渉を抑え、接続速度やマウスの反応速度、それに省電力性などを向上させた、Bluetooth 1.2準拠モデルが発売されました。米国では従来の名前のままですが、欧州ではdiNovo Media Desktop 2.0と改められ、翌月に発売されています(*2)


 Ver.1.1製品と比べ、機器構成や外見上の相違は無いようで、内部的なマイナーバージョンアップと呼んで差し支えないようです。価格はUS$249。実質上の据え置きで、改善点も多いのですから、素直に歓迎したく思いますが、やはり破格です。



■ diNovo Cordless Desktop


 少し前の同2004年10月には、同社従来のFastRF27MHzに通信方式が変更され、マウスもCordless Optical Mouse for Notebooks(MCO-50)同等品に変更された、diNovo Cordless Desktopが米国で発売され、次いで日本・欧州でも、それぞれ日本版・欧州版が発売されました(*3)。キー配列は米国版はASCII配列、日本版はJIS配列、欧州版はEU(UK)配列となっており、主要3配列全てが揃っているのはこのRF版だけです。


 それぞれUS版がUS$149.95、日本版が¥19,800、UK版がGB£79.99。通信方式やマウスでコストダウンを図っているとはいえ、結構なお値段です。



■ diNovo Media Desktop Laser


 2005年10月、通信方式をBluetooth 2.0+EDRに強化し、マウスをBluetooth版MX-1000にした、diNovo Media Desktop Laserが発売されました(*4)。従来はマウスクレードルを兼ねていたドングルが独立し、USBメモリタイプとなっています。またマウスクレードルはすっきりスリムなデザインとなり、純粋に充電台として機能するようになっています。


 価格はUS$199.99。マウスもグレードアップし、$50近く値下げされたのは朗報ですが、購入にはまだ少し勇気が要りそうです。ちなみに欧州モデル(EU配列)も同時期に発売され、こちらはGB£159.99。



■ diNovo Edge


 2006年11月、従来のスタイリッシュな外観に更に磨きをかけ、多くの新機軸を導入したdiNovo Edgeが発売されました(*5)。通信方式はBluetooth 2.0+EDR、バッテリーはdiNovoシリーズ初のLi-ion充電式、その他にもバックライティング機能やTouchDisc搭載など、従来モデルには無い目新しい機能が、ふんだんに盛り込まれています。(⇒関連拙記事)


 今回はマウスやテンキーは付属せず、キーボード単体でUS$199.99。欲しいと思った人は、その勢いで買わないと、冷静になってしまったらためらってしまいそうな金額です。ちなみに本モデルにも、Enter左Shift右Altに特徴のある、EU配列(リンク先(*1)/(*2)参照)が存在し、UK配列のものと、YZのキーが入れ替わり、ウムラウト付き文字なども刻印されたGerman配列のものを現時点で確認しています。それぞれGB£149.99/€199.99。


 2007年8月、配列などの仕様はそのままに、パームレスト部のロゴが"Logitech"から"Logicool"に変更され、日本国内向けに発売されました(*6)。価格は¥24,800。これまでは入手するとなると、個人輸入か国内の一部通販に頼るしかなく、製品保証もありませんでしたので、今回の正式発売を歓迎する向きも多いことでしょう。(⇒関連拙記事)




 最後に各モデルの通信方式とキー配列対応状況を表にまとめてみます。

diNovo モデル別 通信方式・キー配列 対応表
モデル名 通信方式 配列
ASCII EU JIS
diNovo Media Desktop Bluetooth
1.1
×
diNovo Media Desktop Bluetooth
1.2
×
diNovo Cordless Desktop FastRF
diNovo Media Desktop Laser Bluetooth
2.0+EDR
×
diNovo Edge Bluetooth
2.0+EDR
×



[参照用リンク]
(*1)
diNovo Media Desktop(Bluetooth 1.1)
Logitech プレスリリース [英語]

(*2)
diNovo Media Desktop(Bluetooth 1.2)
Logitech プレスリリース [英語]
マイコミジャーナル 紹介記事 [日本語]

(*3)
diNovo Cordless Desktop
Logitech プレスリリース [英語]
Logitech 製品紹介 [英語]
Logicool プレスリリース [日本語]
Logicool 製品紹介 [日本語]
マイコミジャーナル 紹介記事 [日本語]

(*4)
diNovo Media Desktop Laser
Logitech プレスリリース [英語]
Logitech 製品紹介 [英語]

(*5)
diNovo Edge
Logitech プレスリリース [英語]
Logitech 製品紹介 [英語]

(*6)
diNovo Edge 国内発売版
Logicool プレスリリース [日本語]
Logicool 製品紹介 [日本語]
マイコミジャーナル 紹介記事 [日本語]

テーマ:PC周辺機器 - ジャンル:コンピュータ
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