| ENERMAX AURORA Premium KB007U-B/S 発売 |
| 2008.03.07.Fri / 23:17 |
スタイリッシュを謳う鍵盤としては珍しい、標準配列です。 ![]() [ENERMAX AURORA Premium KB007U-B/S 製品紹介] http://www.enermaxjapan.com/KB007U%20top/KB007U%20top.html JIS 109キー/ASCII 104キー標準配列でUSB接続。USB2.0ポートx2・マイク端子・ヘッドフォン端子を搭載。筐体(天板)はアルミ無垢材削り出しにヘアライン加工を施してあり、カラーはJISモデルがブラックとシルバー、ASCIIモデルはブラックのみ。価格はいずれも税込¥9,800前後。 上記のENERMAX日本法人サイトの主な特徴ページには「※下記画像は英語キーボードですが実際は日本語キーボードとなります。」とあり、スペックページにもJISモデルとしかありませんが、各通販サイトを覗いてみると、ASCIIモデルも手に入るようで、個人的には逆L字大型Enterの、こちらの方に興味魅かれます。 ところで、「スタイリッシュ」・「薄型」・「パンタグラフ」などの謳い文句が付く鍵盤は、同時に必ずと言っていいほど、配列が醜く歪められてしまうのが相場で、標準配列のものを探すのには結構苦労します。そういう中にあって、今回は珍しく標準配列でしたので、記事に採り上げようと思った次第です。 記事を書くにあたって少し関連リンクを当たっていたら、ほとんど同じ仕様の前モデルがあるのに気がつきました。相違点としては、今回のモデルはハブ機能がUSB2.0にグレードアップしていることと、WinキーがVista対応ロゴになっていること、そしてその最下段の各キーの幅が幾分違っていることのようです。 特にUSBの強化に関しては、大容量USBメモリも一般的な昨今、PC筐体を机の下などアクセスの悪い場所においているケースなどでは、かなり重宝するのではないでしょうか。また、ワイヤードマウスの取り回しだけでなく、ワイヤレスマウスのUSBレシーバーも、マウス直近に置けることで、電波干渉やスチール机などにも負けず、安定動作が期待できそうです。ただ、「うっかりアクシデント」によるコネクタ折損には、十分に注意したいところです。 ![]() さて、キータッチは好みの問題もありますし、実際に触ってみないと何とも言えませんが、その他の実用性においては、十分に及第点以上の印象を受けます。ただ実際に欲しいかと言えば、個人的には余り食指が動きません。審美性やアルミ無垢材の質感をウリにしている割には、キートップは同系色の樹脂製でお茶を濁したものとなっていますし、筐体裏面も全てが無垢材という訳ではなく、また留めネジもありふれたプラスのもので、本体から伸びるケーブルも月並みなビニール製です。 実際にアルミ素材を使っている以上、羊頭狗肉商法とまでは言いませんが、どうしても歯切れの悪さというか、消化不良感を禁じ得ません。ただ一切妥協しないとなると、採算度外視のカスタムメイド工芸品に答えを求めるしかなく、そもそも製品化自体が現実的ではありません(*1)。この辺りはPC製品に限らず、あらゆるマスプロダクツが背負っている宿命なのかもしれません。中途半端な「ヌルさ」こそが、メーカーとユーザーが共存していくための現実解というのも、それはそれで少し寂しくもありますが。 龍安寺の蹲に倣い、「吾唯足知」気持ちを以てこの製品に接すれば、それなりに幸せになれそうな気もしますが、それならばある程度打鍵感の良い、¥2,000台の鍵盤で十分のような気もします。或いは¥10,000近いお金を出すのなら、いっそのことメカニカルタイプで、打鍵感を重視したものなどの方が、もっと幸せになれるのかもしれません。いずれにせよ「メタルキーボード」と聞いて、私が真っ先にイメージするのはアルミニウムHHKですが、皆さんはどのようなものを思い浮かべられますか? [参考リンク] (*1) |
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