電脳雑記 の記事一覧
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悩ましいデバイス分解 
2007.08.25.Sat / 00:01 

高い商品を買って、些細な故障でもメーカーに丸抱えして貰うのは、ユーザーにとって果たして幸せな事なのでしょうか?




 最近のLogicool(Logitech)製品を見ていると、キーボードもマウスも、シールやソールでネジが封印されるようになって来て、ユーザーがおいそれと分解出来ないようになっていることに気が付きます。ちなみに他社製品でも同じ傾向のものがあり、やはり製品保証との絡みなのでしょう。


 にもかかわらず、故障や不具合の発生頻度は、構造の複雑化も手伝ってか、昔よりも多くなってきたような印象を受けます。マウスの場合、シングルクリックが複数のクリックとなってしまうチャタリングや、特定のボタンが硬いことによる押下ミス、充電式の場合は接点の接触不良などが典型例です。キーボードでは、特定キーの押下漏れや、やはりチャタリングなどが挙げられます。


 ソフト面での不具合としては、SetPointをバージョンアップすることで、(かえ)って対応デバイスが認識されなくなり、一般のデバイスとして最低限の機能しか利用できなくなってしまうトラブルがあります。勿論、ハードとソフトの問題は切り分ける必要があるのですが、なかなか問題が解決しないとなると、何かしらハード面の不具合ではないのかと穿(うが)ちたくもなってきます。


 さて、このようなトラブルに見舞われたときは、ボヤくよりもまず自助努力で検索です。そしてその結果、結局ハードを分解修理するしかないという結論に至ったとき、選択肢は2つに絞られます。サポートセンターに連絡して返品交換を依頼するか…。或いは保証切れを覚悟で自分で分解するか…。


 メーカーが(うた)う機能が正常に機能しないのなら、正当な権利として返品交換を要求したいところですし、その送料も相手持ちで当然、というのが人情です。ですがサポートと連絡を取る時間、そして梱包・発送の手間まで勘案すると、金額としては見えない労力を更に要することで、複雑な心境になります。また、交換品が確実にその不具合を解消しているという保証もありません。


 さりとて分解修理を試みるも、運悪く問題が解決しないとなると、結局は有償で交換するなり、諦めて新品を再購入する破目となります。徒労感と共に、そもそも自分だけがなぜ不良品を掴まなければならなかったのかと、不条理さに(さいな)まれます。


 勿論「封印」には、ユーザーのカジュアルな不正改造やミスによる故障と、純粋な初期不良とを区別する効果はあるでしょう。一口で言えば、当たり屋クレーマーを排除する役目です。ここを越えるともう後戻りは出来ませんよ、という境界線をユーザーに暗に提示している訳です。


 しかしサポートに駆け込もうとするユーザーのほとんどは、メーカーの謳い文句を純朴に信じて製品を購入するも、その効能書き通りの結果が得られず、単に不満を募らせている人たちでしょう。良さそうな製品だからただ買ったまで。あとはメーカーの謳う機能が不自由なく使えれば、それで良いのです。


 不具合に際してのホンネとしては、自己解決できるようなら、さっさと自分で片付けてしまいたい…。素人目に無理と判れば、その時点でサポートさんに頼むから…。別に壊しておいて言い掛かりをつけるつもりはありませんよ…。といったところでしょう。


 お金を出して買ったからには、それ以上無駄な労力などかけず、ただ便利に使いたいだけ…。これはある意味当たり前過ぎる、ユーザーの素朴な願いです。メーカーさんはデバイスのブラックボックス化で不具合を糊塗(こと)するよりも、先にやるべきことは、まだ色々とあるような気がするのですが…。


 「安定した不自由」か「不安定な自由」か…。ユーザーはデバイスの分解決心に、心を悩ませます。

テーマ:雑記 - ジャンル:コンピュータ
リンク・ジェノサイド 
2007.08.13.Mon / 22:16 

企業サイト・個人サイトを問わず、リニューアルは歓迎しますが、せめて元のページコンテンツだけは、そっとしておいて貰えないものでしょうか…。




 普段通い慣れたサイト。それがある日突然のリニューアル。初めは間違ったリンクでもクリックしてしまったかと戸惑い、次によく見慣れたロゴやサイト名を見つけて、そのサイトがリニューアルされたことを理解します。


 その目的は様々です。企業サイトなら、期間限定で販促のためというのもありますし、季節の変わり目に合わせた定期的な衣替え、というのもあるでしょう。個人サイトでも、新年や新年度を境に心機一転、というのをよく見かけます。また両者とも、従来のサイトデザインが内包していた、根本的な問題と訣別(けつべつ)するためであったりもします。


 さて、来訪者がその新しいサイトに放り出されたとき、多少の戸惑いは慣れの範疇としても、ある程度は従来のインターフェースを踏襲していてくれないと、見知らぬ街に迷い込んでしまったようで、少なからず困惑してしまいます。ましてや過去のページが一掃されて、全くアクセス出来なくなっているというのは、考え物ではないでしょうか?


 私がよく訪れるLogitech/Logicoolのサイトも、数か月前にリニューアルされたようで、それだけなら良いものの、過去のページは根こそぎ一掃されてしまいました。現行品のページもアドレスは変更されてしまい、型落ち品はもはや旧プレスリリースや、それを受けたIT企業サイトの、ニュースアーカイブに頼るよりほかなくなってしまいました。当ブログからも、レファレンスとして多数リンクを張っていましたので、一つひとつ手作業で書き換える破目となり、げっそりしてしまいました。


 生産完了・製造中止になった旧製品たち。企業からすれば、売り上げに寄与しない過去の遺物として、なるべくお客の目から遠ざけたいのかもしれません。しかしそのお客の中には、昔の製品情報が欲しい人もきっと多いはず…。企業が見せたい情報だけが、欲しい情報なのではありません。


 編集上アドレスが変わるのは仕方ないとしても、せめて過去のページコンテンツは、アーカイブとしてそのまま残しておいては頂けないものでしょうか? ほんのちょっと、リダイレクト処理をして下さるだけでよいのです。

テーマ:雑記 - ジャンル:コンピュータ
キーカスタマイズ(リマップ) 
2007.04.22.Sun / 23:27 

配列全体の変更と、個別キーの変更とを扱います。これらのカスタマイズ結果はレジストリファイルとして保存可能で、以後はクリックひとつでカスタマイズ可能です。また窓使いの憂鬱がWindows Vistaでは動作しないことを受け、代替策を模索する向きも多いことでしょう。レジストリ書き換え型のリマップはVistaでも可能です(ただし複雑なキーバインドなどは望めません)。




■ 配列全体の変更


 いまお使いのキーボードは何配列のものでしょうか? そしてそれに適用しているキーボードドライバーは…? 大抵の場合、(ハード+ソフト)のキー配列というのは、(JIS+JIS)や(ASCII+ASCII)といった具合に一致しているものです。


 しかし、OSをインストールした後に誤表示・誤認識されるのはよくありがちなことですし、USBキーボードを飛び入り参加させた結果、藪蛇(やぶへび)に配列を変えられてしまうこともあります。LogitechのSetPointに至っては、インストール時に否応無く、キーボードドライバーを上書きしてしまうバージョンもあります(*1)


 さていずれにせよ、これらの不具合を解決するには、デバイスマネージャ経由で、キーボードドライバーを正しく指定し直せば良い訳です。ただしひとつ条件があり、この作業が行えるのは、PS/2キーボードを接続している時に限られます。ご本家Microsoftに画像入りの丁寧な説明があります(XP用/Vista用)ので、本記事では割愛します。


 ただSetPointのインストールや、それ以外にも何かの不具合の度に、煩雑な配列変更作業に(いそ)しむというのも不便です。またUSBキーボードしか無い環境では、デバイスマネージャ経由でのドライバー変更は行えません。結局この変更作業とは、使用するキーボードドライバーのDLLファイル(*2)名を、レジストリの該当部分に指定することそのものです。それ故、直接その部分を操作することで容易に変更できますし、またREGファイルとして保存しておくことで、今後はワンクリック+再起動(XPなら再ログオン)で配列変更が可能です。下記の破線内のテキストを、メモ帳などのテキストエディタにコピー&ペーストし、任意の名前で拡張子を.REGとして保存すると良いでしょう。


  1. キーボード配列を日本語JIS配列に変更する
    Windows Registry Editor Version 5.00
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters]
    "LayerDriver JPN"="kbd106.dll"
    "OverrideKeyboardIdentifier"="PCAT_106KEY"
    "OverrideKeyboardSubtype"=dword:00000002
    "OverrideKeyboardType"=dword:00000007

  2. キーボード配列を英語ASCII配列に変更する
    Windows Registry Editor Version 5.00
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters]
    "LayerDriver JPN"="kbd101.dll"

 ご覧のように、JIS配列に変更するときにはOverride関連の項目も必要ですが、ASCII配列に変更するときには、Layer〜の項目だけで構いません。汎用性を考えると、1.のレジストリを保存し、Layer〜の項目を106/101と書き換えて使い分けると良いでしょう。なお、各項目の詳しい解説はKB102989にあります。


 ところで"kbd101.dll"を適用する場合、日本語入力切り替えは、ASCII配列のAlt+`(JIS配列のAlt+半角/全角)で行うことになります。この2アクションが億劫(おっくう)であれば、"kbdax2.dll"というものもあります。こちらは日本語入力切り替えが右Altの1アクションで可能である以外は、"kbd101.dll"と全く同じレイアウトで、ASCII配列使用者に、広く愛用されているようです。


 ただ拙別記事(霧の晴れない東南部)で触れているように、メインキーボード部最下段右半分のキー位置というのはとかく流動的で、私見ながら、右Altが押しやすいとは到底思えません。しかし一つのキーボードを使い続けるのなら、それも些細な問題なのかもしれませんね。皆さんは如何思われますか?



■ 個別キーの変更


 リマップの目的は人それぞれですが、圧倒的に多いのはCtrlCapsLockEsc半角/全角の入れ替えで、UNIX系OSの操作が長い人ほど、この変更を好まれるようです。他にJIS配列のスペースキー両脇に控える無変換変換カタカナ ひらがななども、一等地の割には遊休しがちで、代わりに需要の高いEnterShiftCtrlWin半角/全角などに変更されているケースを散見します。


 さて、リマップの方法は、次の2つに大別されるでしょう。


  1. システム常駐型 … 「窓使いの憂鬱」や「猫まねき」など
  2. 利点
    マクロ的に2ストローク割り当てやシーケンス入力が可能
    ・アプリケーションごとに別の割り当てが可能
    ・その他柔軟なカスタマイズが可能
    ・物理的に無いキーもソフト的に設定可能

    欠点
    ・システムに常駐するのでメモリを消費する
    ・アプリケーションなので動作環境(OS)の制限がある
     (e.g. 窓使いの憂鬱がWindows Vistaでは動作しない etc.)

  3. レジストリ書き換え型 … 「RemapKey」(*3)や「ChangeKey」などを補助利用
  4. 利点
    ・Vistaを含むNT系OSでは使い回し可能(共通のレジストリ)
    ・リマップを意識すること無く、透過的に利用可能
    ・レジストリを保存すれば、次回からはソフト不要
    ・物理的に無いキーもソフト的に設定可能
    ・システムへの負担は実質上無し
    欠点
    ・設定によってはログオン不能になり危険
    ・複数キーのバインドに対する再定義は不可
     (常駐型ソフトが重宝される主な理由はこれでしょう)

 本稿では2.のレジストリ書き換え型を扱います。レジストリ改変時のお約束として、不用意な値操作は重大なシステム障害を招く可能性がありますので、各自のスキルと責任に於いてご利用ください。また、今回は特にキー配列変更というカスタマイズの性質上、共用や社有のPCにおける無断改変は絶対に避けるべきです。


 さて、早速どちらかのソフトを起動してみましょう。操作手順はRemapKeyなら、下段のリマップされるキーに、上段のリマップしたいキーをドラッグアンドドロップし、ファイル ⇒ 保存して終了 ⇒ 再起動 です。ChangeKeyなら、リマップされるキーをクリックすると、もう一つキーボードウィンドウが表示されますので、リマップしたいキーをクリック ⇒ 登録 ⇒ 現在の設定内容で登録します ⇒ 再起動 です。


RemapKey 起動図  ChangeKey 起動図


 なお、両者ともレジストリ書き換えのフロントエンド(Wikipedia 初項参照)として動作しているに過ぎませんので、設定を登録した後は、該当部分をREGファイルとして書き出しておけば、今後はこれらのツールを使わずとも直接カスタマイズ可能で、これは先の配列変更の時と同じです。また、レジストリ変更を反映するためには再起動が必要です。


  リマップ例
無変換左Winに、変換Backspaceに、カタカナ ひらがなDeleteにカスタマイズ
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout]
  "Scancode Map"=hex:00,00,00,00,00,00,00,00,04,00,00,00,53,e0,70,00,5b,e0,7b,00,0e,00,79,00,00,00,00,00



■ カスタマイズ結果の統合保存および再導入


 前述2か所のレジストリ項目は、1つのREGファイルに統合して、%SystemDrive%(Windowsをインストールしたドライブ)以外の任意の場所に、任意の名前でバックアップしておくと良いでしょう。REGファイルとして認識させるためには、テキスト1行目に"Windows Registry Editor Version 5.00"や"REGEDIT4"(小文字不可)の記述をお忘れなく。


 このファイルが最も活躍するのは、クリーンインストール直後でしょう。レジストリ内容をシステムに統合し、カスタマイズを反映させるには、単純にファイルをクリックして、統合確認のダイアログに答えるもよし。BATファイルに "REGEDIT.EXE /S KeyLayout.REG" と書いて、サイレント実行するもよし。貴方次第です(KeyLayout.REGは任意の名前でフルパスで記述)。



■ その他のリマップ方法


 究極の方法としては、土台となるDLLファイルを、直接自分の好みに書き換える手段もあります。ですが手作業で行う方法は、バイナリーエディターやスキャンコード(*4)の知識が必要な上、WFPをオフにするかセーフモードにしてファイルを置き換える必要があり、幾分イリーガルな方法で、万人にはお薦め出来ません。


 正統的には、Microsoft純正のキーレイアウトDLL作成アプリケーション Microsoft Keyboard Layout Creator を利用します。Windows Vistaにも対応した、最新のVer.1.4が適当でしょう。作成したDLLの適用方法などはマニュアルに詳しく、英語とはいえ平易な文章ですので、そちらを参照すると良いでしょう。


Microsoft Keyboard Layout Creator 起動図




(*1)
SetPoint … Logitech(Logicool)の入力機器ドライバー兼ユーティリティー。Ver.3.10頃まではインストール時に、キーボードドライバー/マウスドライバー/その両方 を選択出来たのですが、それ以降のVer.ではこの選択肢が無く、否応なくキーボードドライバーが更新されてしまいます。SetPointが日本語版で日本語を選択した場合はJIS配列に、多言語(英語US)版で英語などを選択した場合はASCII配列に、再起動後それぞれ変更されてしまうようです。

(*2)
%SystemRoot%\system32\kbd*.dll(*は各レイアウトの名前)がキーボードドライバーです。日本語JIS 106/109なら"kbd106.dll"か"kbd106n.dll"、英語ASCII 101/104なら"kbd101.dll"です。ちなみに106と106nの違いは、日本語入力時のローマ字入力/かな入力の切り替え方法で、106ではCtrl+Shift+カタカナ ひらがな、106nではCtrl+CapsLock 英数です。更にMS-IMEではAlt+カタカナ ひらがなとなっているため、両者の違いを意識することは無いのが現状でしょう(ATOK etc. 要検証)。

(*3)
MicrosoftのResource Kitに収録されたため、作者のサイトからは入手できなくなりました。現在 Windows Server 2003 Resource Kit Tools(11.8MB) がフリーでダウンロード可能で、その中に同梱されています。

(*4)
MicrosoftのWHDC内のサイトからスキャンコード表 Keyboard Scan Code Specification(2.4MB doc形式) がダウンロード可能です。またChangeKeyでは、押下したキーのスキャンコードをリアルタイムに表示可能で、便利です。

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型番表記の悩み 
2006.11.06.Mon / 23:51 

たかがハイフン、されどハイフン。たった1文字の半角記号(-)が、検索では物を言う場合もあります。




 「製品名をどのように表示するか」というのは、このようなPC周辺機器のレビューサイトをやっていると、個人的には結構悩ましい問題であったりします。レビューである以上、なるべく正確な表記を心がけたいのですが、製品自体が複数の呼び名を持っている場合、表記の統一性に結構気を使います。


 私が良く扱うLogitech(Logicool)製品では、英語製品名・日本語製品名・型番の3つがあり、どれが良いのか迷ってしまいます。レーザーマウスの先駆けとなったMX-1000を例にとると、英語製品名は"MX1000 Laser Cordless Mouse"、日本語製品名は"MX1000 レーザーコードレスマウス"、型番は"MX-1000"となっており、更にweb上では、ハイフンの無い"MX1000"の表記を多く目にします。


 東プレやNMBのキーボードなども、筐体裏のラベルに書いてある型番にはハイフンが無い一方、webページの製品紹介ではそれが有ったりと、何を拠り所とすべきか、本当に悩んでしまいます。このハイフン、たかだか1文字ながら、その有無で検索ヒット数に倍以上の差が出ることもあり、結構(あなど)れません。


 一例にRealforce姉妹機の黒いキーボードを、ハイフン無しのFD01D0と、ハイフン有りのFD-01D0でGoogle検索してみます。検索結果は時々刻々と変化する「生もの」ですが、2006年11月上旬時点では前者が133件、後者が412件であることを書き留めておきます。


 ともあれ、何らかのルールを頑なに墨守(ぼくしゅ)するよりも、読者に一番解って貰い易い表記を心がけていきたいと思っています。

テーマ:雑記 - ジャンル:コンピュータ
霧の晴れない東南部 
2006.10.04.Wed / 23:32 

メインキー部のEnter周りや、右Altなどのある最下段右半分というのは、配列間やモデル間で、とかくレイアウトが異なりがちです。上を北に見立てたノースアップ(=true bearing)で言うと、この辺りはメインキー部の東南部と言えそうですが、この東南部というのは、どうしてこうも統一性が無いのでしょうか。




 キーボード最下段を見て、最初に思いあたるレイアウトの違いと言えば、WindowsApplication(以後Win/Appと表記)の有無でしょうか。これによりそれぞれ、JIS 106/109、ASCII 101/104と、キーの数に3つの差が付くのは、ご存知の通りです。2種類で3つの差というのは、勿論Winキーが左右に2つあるためですが、最近のJIS配列キーボードでは、スペースキーを長く取るため、右のそれを省いて108キーとしたものをよく見かけます。


 またそれらWinAppの横幅も、一般文字キーと同じものや、幾分広いものがあり、これもまた混乱の一因です。JIS配列ではそれに加え、無変換変換カタカナ ひらがなの各キーも加わって、己の存在理由を証明するかの如く、壮烈なおしくらまんじゅうを繰り広げています。


東南部の諸相ノートPCのFn
東南部の諸相。配列間・モデル間で本当にまちまち。ノートPCのFn。私の天敵。このモデルでは左下に。他に左Ctrlと入れ替わっているものや右下にあるモデルも…。

 ノートPCでは、更に十字キーやFn(ファンクション)キー(*1)も参戦して、もはや1機種1配列のカスタムメイド、と言っても差し支えない様相です。順応性に乏しい私にとって、ノートPCの鍵盤というのは、南東方角の問題でありながら、鬼門中の鬼門です。


 キーボードはその時の気分で頻繁に取り替えるうえ、タッチタイプが大前提の私です。この東南部は、大げさな(たと)えでなく、本当に霧がかかって(よう)とした、あまり踏み込みたくはない領域です。




(*1)
キーボード上部のF1F12ではなく、明度・音量調節やスタンバイなどのために、組み合わせて押すためのファンクションキーです。大抵はFnの表記で、キーボードの左下や右下にあり、バインドされた機能とともに色分けされています。

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